シェア・インターナショナル 2020年2月号

シェア・インターナショナル誌のオンライン版では、印刷版からの抜粋を紹介しています。各オンライン版には、ベンジャミン・クレームの師による完全な記事が含まれています。幅広いトピックをカバーする他の記事のほとんどは抜粋です。オンライン版には通常、Q&A、読者からの手紙、マイトレーヤ臨在の徴の写真も含まれています。

印刷版の目次は、ページの下部をご覧ください。

シェア・インターナショナル誌の創刊以来、ベンジャミン・クレームの師は、執筆された時だけでなく、世界情勢に応じて適切な時に掲載される記事を提供してきました。実際、これらの記事の多くは、それらが最初に発表されたときよりも、現在の方がより適切であるように思われます。以下の記事は2002年に書かれたもので、本号の基調をなすものであり、さらに重要なこととして、新しい10年が始まるにあたり、人類の可能性を示しています。

contents

新しい日――覚者より 

人が世界の状況について検討するとき、困難や精神的衝撃、危険や危機のみを見て、恐怖で麻痺状態になり、絶望感が生み出す惰性を克服するためにはほとんど何もしない。そのようにして、人は彼らの最高の努力が進んでいることを見逃し、出来事の筋道をめったに理解しない。起こっている物事すべての底に横たわる法則についてほとんど理解せず、したがって、それらの結果をコントロールすることができない。もし彼らが目には見えないこれらの法則に沿って生きるなら、人間の生活は調和と秩序のうちに発展するだろう。

そのような無知と恐怖心にもかかわらず、今日の人間は、彼らを駆り立てて道を前進させるフォース(霊的エネルギー)を感知する力が一段と高まっている。彼らは、自分たちがコントロールはもとより理解すらできないものが多くあることを、かすかにではあるが、感知する。しかし彼らは、ゆっくりと、彼らの裡にそして周りに、より大いなる意味と目的を、より大いなる和合と美を、思い描き始めている。

見守っているわたしたちが、眺望のきく視座から、変化する世界をコントロールしようとする人間の努力を考慮するとき、人間の生活に影響を及ぼす、より高位のフォース(エネルギー)に対するより大きな感受性の発達の徴が見えることを歓迎する。わたしたちは、人間のこの反応がさらに強化され、そしてこれらのフォース(エネルギー)をさらに有益に活用するようになるのを喜んで待つ。

わたしたちには、憎悪と残忍さ、野蛮な行為と戦争の増大もまた見えていることは確かである。しかし、それらは恐怖心の反応であり、終わりに近づきつつあり、やがて静まるだろう。

この転換の時期は確かに困難な時である。多くの人間が未来に手を伸ばし、変化を願い、諸問題に対する新鮮な答えを切望する。またある者は古いやり方に頑強にしがみつき、新しいものの猛襲をせき止めようとする。わたしたちは、人間が正しい道を見つけるだろうと確信して、見守り、そして待つ。

覚者たちの中の(最高の)覚者であるマイトレーヤは、人類の前で公に仕事をするために、彼の出現を始める態勢を整えて構えておられる。これは、舞台の背後における彼の仕事を完全にやめることを意味するのではない。彼の行っていることの多くが、今でさえもある人々の、さもなければ失敗するだろう仕事を、失敗しないように支えている。彼の助けと手引きが複数の賢明な指導者たちの手を導き、彼らを危害から守る。

自分たちの力を証明するために世界に暴行を働く者は、マイトレーヤをもまた攻撃するのである。すべての善意の人々の背後に、マイトレーヤと彼のグループ(覚者たち)が立つ。彼らは楯を形成し、あらゆる攻撃の矢はその楯の上に空しく打ち当たる。

マイトレーヤが公に出現するとき、速やかに彼の側に来なさい。平和と正義と自由の旗印のもとに集合し、そして彼の巨大な仕事を援けなさい。人間の生活の中に新しい日が明けつつある。これまでに知られたことのないような日である。

これらの記事は、ハイアラキーの上級メンバーである覚者によるものである。彼の名前は秘教界ではよく知られているが、まだ明かされていない。マイトレーヤの出現に関する主要なスポークスマンであるベンジャミン・クレームは、覚者と常にテレパシーでコンタクトをとっており、彼に記事を口述していた。

覚者による他の記事を見る

呼びかけ

私たちの情報をウェブサイトだけで受け取る人が増え、シェア・インターナショナル誌を購読するためのわずかな費用を惜しむ人が増えていることに気づきました。

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ご支援ありがとうございました。

編集長への手紙

シェア・インターナショナル誌には、未掲載手紙の保留分が多数あり、それらはベンジャミン・クレームと彼の師によって、覚者方あるいは「代弁者」との本物の出会いであると確認されたものである。その他の掲載された手紙は新しいものであり、覚者が関わっているかどうかを確認すること、もしくは示唆することもできないが、読者の考慮のためにこれらの手紙は提供されている。

励まし

編集長殿
2019年11月18日の月曜日に、私は電話で、グループの将来について疑問を持っているメンバーと話し合いをしていました。私はこの話し合いにとてもショックを受けました。電話を切ってから長椅子に座っていた時、私の頭に圧倒されるようなエネルギーの波が来るのを感じました。それは30分以上続き、あまりに強烈だったので動くことができませんでした。
その後、それは活動を続けていくようにという励ましであり、覚者方からの「我々はここにいる」という明確な合図であったとわかったのです。
匿名希望
フランス

バラの祝福

編集長殿
2019年9月21日、ロンドンのフレンズハウスでのパトリシア・ピッチョンさんの講演で、メンバーが部屋に飾るために、マイトレーヤの色である美しく深いローズピンクのバラを持ってきました。彼女はその特別な色にこだわって探して、ついに花屋の角にあるのを見つけました。その日早くに彼女は和合への徴を祈っていたのです。
パトリシアさんの講演は『生きた体験としてのマイトレーヤの教え』についてで、とりわけ神聖な愛に強調が置かれていて、マイトレーヤの出現を知らせるベンジャミン・クレーム氏の活動の初期の頃に、マイトレーヤを探した彼女の体験に聴衆はくぎ付けになりました。
彼女の講演を聞いていた時、メンバーが演壇に置いた小さな花瓶の中のバラに私は魅了されて、まるで金色の光で輝いているように見えたのです。後になって別のメンバーがバラの周りに見えたオーラが、あまりにきれいだったと言っていたのが聞こえてきました。彼女は花瓶と花の周りにも内側にも、非常にはっきりとした輝く金色の光があったと表現していました。光があまりにも輝いていたので長く見つめることができなかったとも言っていました。私はすぐに私自身もそれを見ていたとわかりました。私たちが書き留めたメモを比べると、私たちは別々に同じものを目撃したとわかってワクワクしました。
その日一日中が大盛況で、私たちは皆、マイトレーヤご自身がその存在によって祝福してくださったと感じていました。
I・L・G
英国、ロンドン

時代の徴

ここでは、編集部にとって「希望の兆し」であり「時代の兆し」である現象を紹介します。幸いなことに、ベンジャミン・クレーム師によって本物であると確認された現象のストックは、現在かなり多くあります。しかし今後は、確認されていないものも紹介する予定です。私たちは、それぞれの「奇跡」または「徴」の現象において、可能な限り徹底的に調査することを約束し、過去にベンジャミン・クレームの覚者から常に提供されていた確認や、追加情報を現在利用することができないため、判断は読者のみなさまにお任せします。詳細については、入手可能な場合は、写真のキャプションに記載されています。

2019年11月8日の晩、カリフォルニア州サンマルコス街の上空を低く漂う輝く星のような物体を目撃者が観察し写真に収めた。目撃者によると、物体はしばらく停止をしていたが、「上方向へ丘の上へと飛ぶと、視界から見えなくなり、そしてまた視界にポンと現れました。明るく白く光っていましたが、その後消えました」とのことです。
(mufon.com )

本誌通信員より

ナオミ・クラインの
『オン・ファイヤー ──グリーン・ニューディールの差し迫った事例』(抜粋)

エリッサ・グラーフ

世界が燃えている。大規模な森林火災がオーストラリアの広大な未開地を焼き尽くしている。2020年1月現在、火災のシーズンは未だに峠を越えておらず、すでに1,200万エーカー(約48,563km2)以上が焼失し、一方で100以上の火元が依然として燃え続けている。・・・しかしナオミ・クライン氏の新しい著書『On Fire:The burning case for a Green New Deal(オン・ファイヤー)』は、私たちは結局は運命づけられているという必然性の感覚を振り払うことを迫る。

進行中の危機の最前線にいながら10年以上にわたって書かれたエッセイを集めた『オン・ファイヤー(On Fire)』は、伝統的な言説(政治家は短期的な選挙周期に囚われている、気候変動は解決するには縁遠く金が掛かり過ぎるなどの言説)を排しながら、私たちはどうしてそうなったのかをクライン氏自身が理解する過程を描き出している。その代わりに彼女は「一見異なる(経済的、社会的、生態学的、民主主義的)危機を文明の変容の一般的な物語に織り込むこと」の中に答えを見つけている。同時に『オン・ファイヤー』はグリーン・ニューディールへの呼びかけであり、関連する危機を解決するために緊急に必要な大胆な変革的アプローチであり、この惑星が許容し得る限度を尊重しながら私たちがどのように生きられるかに関するビジョンでもある。

スウェーデンの女子学生、グレタ・トゥーンベリさんがストックホルムで抗議活動を始めたのはわずか1年前のことであり、この1年で今までにない数の人々が路上に出るきっかけとなり、私たちが緊急に行動を起こすように促されることになった。クライン氏によると、こうした若い活動家たちは危機について読んで知ったのではない。彼らの多くは、深刻な干ばつ、ハリケーン、洪水、産業による大気汚染の健康への影響、頻発する森林火災から立ちのぼる黒煙などを直接体験したのだと言う。彼女は次のように書いている。「世界のどこに住んでいても、この世代には共通するものがある。彼らは、地球規模での気候の混乱が未来の脅威ではなく生きた現実である最初の世代である。そして、少数の不運な場所ではなくあらゆる大陸で、ほとんどの科学的モデルで予測されたよりも相当速く、すべてが明らかになっている」

シェア・インターナショナル2020年2月号
印刷版全内容

  • 覚者より 新しい日
  • 視点 価値観と理想のグローバルな闘い 
    グラハム・ピーブルズ
  • 民衆の声が買い物に向かうとき アレクサンドル・ギベール
  • プラスチックと食べ物を交換する
  • 神の到来の兆し――平和の王子の出現
  • 弟子 
    弟子の属性(第2部) 自由意思 
    アート・ユリアーンス
  • フェイクニュースにどのように対抗するか?その答えは:教育
  • ナオミ・クラインの『オン・ファイヤーグリーン・ニューディールの差し迫った事例』
    エリッサ・グラーフ
  • われわれの地球を救え!(S.O.P. Save Our Planet!)
    ——覚者より(ベンジャミン・クレーム筆記)
  • 時代の徴 空の徴/テキサスのレストランでの聖母の奇跡
  • 信念、信、直観
    —選集Belief, Faith and Intuition — a compilation
    最高位からの贈り物
  • ボランティア活動  流動的な世界の解毒剤
    オリヴィエ・アダム、アヒム・シュタイナー
  • パレスチナ領での戦争犯罪の疑い
    ジェシカ・コーベット
  • 世界情勢 人口知能プログラムが乳がんを見つけ出す。
  • 編集長への手紙 増え続ける私たちへの祝福 他
  • 読者質問欄 回答 ベンジャミン・クレーム

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