シェア・インターナショナル誌のオンライン版では、印刷版からの抜粋を紹介しています。各オンライン版には、ベンジャミン・クレームの師による完全な記事が含まれています。幅広いトピックをカバーする他の記事のほとんどは抜粋です。オンライン版には通常、Q&A、読者からの手紙、マイトレーヤ臨在の徴の写真も含まれています。
印刷版の目次は、ページの下部をご覧ください。
シェア・インターナショナル誌の創刊以来、ベンジャミン・クレームの師は35年近くにわたって毎月記事を提供してきました。これらは書かれた時点だけでなく、世界情勢に応じて適切な時に掲載されることを意図していました。
-覚者より ばくち的ジェスチャー
ベンジャミン・クレーム筆記
人々が正しい関係に向けて断固たるステップを取るときはいつも、対決に向けて同様の断固たるステップを取る人々が必ずいる。大勢の人間がより大きな自由と正義のために働き、そして死んでさえいる──と同時に、他の勢力は減少する彼らの力(パワー)を強固にするための冷笑的な試みで平和を脅かす。その間、全体としての人類は、放棄され克服されるべき昔の古い憎悪の思考の再発を目撃して、恐れおののきながら見守る。
あなた方の兄たちであるわたしたちもまた、この危険なやり方を注意深く見守るが、恐れてはいない。良識は、得るものと失うものとを大体、はかりにかけてみるとき、少なくとも不安定な平和を受け入れることを強いることを、わたしたちは知っている。
これからは、このシナリオが世界中で繰り返されるだろう。“超大国”は彼らの力を維持しようと、あるいは増すことさえ試みるだろう、しかしながら、現状維持を損なわないように慎重にやらなければならないことを知っている。
一体いつまで、諸国家はこの無益なゲームをすることができるのか。唯一の分別あるコースは、すべての者のための平和と繁栄のために、共に働くことである。この方法によってのみ、諸国は国民に、平和の歓び、正義(公正)の繁栄、そして分かち合いの至福を得るための用意をさせることができるのである。
(シェア・インターナショナル誌2014年6月号)
これらの記事は、ハイアラキーの上級メンバーである覚者によるものである。彼の名前は秘教界ではよく知られているが、まだ明かされていない。マイトレーヤの出現に関する主要なスポークスマンであるベンジャミン・クレームは、覚者と常にテレパシーでコンタクトをとっており、彼に記事を口述していた。
覚者による他の記事を見る
読者質問欄
世界中のあらゆる講演において、そして生涯のほぼ毎日、ベンジャミン・クレームは広大な範囲に及ぶ大量の質問を受けました。この大量の記録から、過去の年月にベンジャミン・クレームと彼の師である覚者によって提供された回答を掲載したいと思います。そのいずれもこれまでシェア・インターナショナル誌に未掲載のものです。
Q 現在の政治について説明していただけますか。(2016年7月)
A 多くの国でファシズム(全体主義)が台頭しています。それは古いやり方の崩壊と新しいものの成功の始まりに関係しています。間もなく状況は良い方に変わるでしょう。嵐はほとんど過ぎ去っています。私の師によれば、私たちにはまだ認識できないとしても、それは強度を失いつつあります。
Q 覚者方は現在の紛争のレベルに驚いておられますか。
A 私の師は、闘いは予想されていたが、今日のような恐るべき野蛮さを伴うとは予想されていなかったと言われます。それは長くは続かないだろうが、平和を得るためにはそのコースを辿らなければならない、と師は付け加えました。「混乱はそのコースを辿らなければならないが、『新しい摂理』が到来するまで、それほど長くはないだろう」
Q 他の要素も関係しているのでしょうか。
A 一つの切迫した問題は人口過剰です。世界は、現在の世界人口を養うほど大きくはありません。人口は急激に増加しています。空間の占有を巡る闘いがあります。
紛争はほとんど常に、ある宇宙的状態から別の状態への変化の結果です。あまりに多くの人々が古いやり方に縛られています。混乱は古い秩序から新しいものへの動きの結果です。私の師は言われます。「別の行動や存在の仕方への必要を認識するには、多くの人々はあまりに心配しすぎているか、あまりに無自覚である」と。また、人々は現在の困難の強度が減少していることも認識していません。
編集長への手紙
シェア・インターナショナル誌には、未掲載手紙の保留分が多数あり、それらはベンジャミン・クレームと彼の師によって、覚者方あるいは「代弁者」との本物の出会いであると確認されたものである。その他の掲載された手紙は新しいものであり、覚者が関わっているかどうかを確認すること、もしくは示唆することもできないが、読者の考慮のために、これらの手紙は提供されている。
『お知らせ用』ナンバープレート
2023年3月11日の週末に、カリフォルニア州ロサンゼルスにあるベンジャミン・クレーム美術館での仕事に出かけました。土曜日に親友を訪ねて、私たちは霊的な事柄や、世界と人類の状態についてたくさん話をしました。翌朝、美術館へと戻る高速道で車を運転していて、黒っぽい色の車が私の左側を走っているのに気づきました。その車が私を越して行った時、ナンバープレートに「イエス、Dデー(YES DDay)」* と書かれていたのです。私は車を寄せてどんな人が車に乗っているのか見ようとしましたが、ウィンドウが濃い着色ガラスだったので、内側は何も見えませんでした。
ナンバープレートはカリフォルニア州のもので、白地に青い文字で書かれていました。非常に驚いたのは、プレートのあちこちにローズピンクの斑点が付いていたことです。「あのような男らしい車に、あのような『女らしい』ナンバープレートなんて」と思ったことを覚えています。
私たちのグループのメンバーたちが、覚者方の作られたナンバープレートの体験を何度かしてきているのを思い出しました。この体験もそうしたものの一つだと思いました。標準的なカリフォルニア州のプレートは文字か数字の7字分のスペースが認可されていますが、このプレートは8文字分あって、ピンク色の斑点も大変に独特なものでした。
そしてもちろん、美術館への道のりの間中うれしくて、そのことを思うと、今でもうれしい気持ちなのです。
オルガ・チャンピオン
米国、カリフォルニア州パームスプリングス
* 私たちはこのことを、世界教師マイトレーヤが間もなくより公の存在となっていくことへの言及であると考える。大宣言の日(Dデー)とは、マイトレーヤの真の地位が世界規模で認知され、体験される日のことである。
次の2通は同じ人物からのものです。
魔法のような慰め
(1)2023年2月28日、私にはとてつもない出会いがありました。
私はトラムの座席に座っていて、背後と隣に若い男性が二人座っていました。モロッコ出身の人たちのように見えました。
突然煙が見えたので、おかしなことだと思いました。公共の乗り物での喫煙は何年もの間、禁止されているからでした。私は背後の若者に「タバコを吸いますか?」と声をかけました。「いいえ、奥さん」と彼が返事をしました。「タバコは吸いません。指を使います」と言いました。
彼は指を口の中に入れて、指を吸うと、大きな煙の輪を吐き出しました。
「からかっているんでしょう。電子タバコか何かを持っているのね?」と私は言いました。彼は何も持っていない両手を見せて、もう一度指を吸いました。さらに大きな煙の雲が口から出てきました。
もう一人の若い男性もまた、空の両手を見せて指を吸い、同じことをやりました。「私も同じことができますよ、奥さん」
「どうやっているの? 魔法みたいね」と私は言いました。
私は現在、困難な時期を過ごしています。息子が重病を患っているのですが、この若者たちは本当に私を大笑いさせてくれました。他の乗客たちは全く反応しませんでした。まるで私が、彼らを見ることのできる唯一の人間であるかのようでした。
私がトラムを降りる時、彼らは私のために、とても幸せな一日になることを願ってくれました。
(2)再びの慰め
数日前(3月19日の日曜日)、私はトラムの席で、60歳くらいの女性の隣に座っていました。彼女は白髪の長髪で、歯が2本だけでした。小さな赤い鳥を網の中に入れて両手で抱えていて、鳥の頭だけが網から出ていました。
「それは本物の鳥ですか?」と私は尋ねました。「ええ、撫でてもいいですよ」と彼女が言ってくれたので、小さな鳥の頭を撫でてやりました。
「飛んでいってしまうのが心配ではないですか?」と私が尋ねました。
「飛んでいくけれど、いつでもまた戻ってくるのです」というのが彼女の返事でした。
ちょうど一週間前に亡くなった私の息子クリスチャンのことを、すぐに連想しました。私は大いに慰められたと感じました。
ナンシー・デ・グラーフ
オランダ、アムステルダム
呼びかけ
私たちの情報をウェブサイトだけで受け取る人が増え、シェア・インターナショナル誌を購読するためのわずかな費用を惜しむ人が増えていることに気づきました。
誰もがインターネットを使えるわけではないし、そうであるわけでもありません。つまり、印刷された雑誌が必要です。もちろん、それにはボランティアによる多くの作業と、制作・配布のための多くの資金が必要となります。ハイアラキーはこの仕事のためにお金を出しているという考え方があるかもしれませんが、そうではありません。シェア・インターナショナルの購読料は、私たちの活動を維持し、一般の人々に届けるために不可欠なものです。購読料は可能な限り低く抑えられており、雑誌は広告による補助を受けておらず、印刷代や郵送料は常に値上がりしています。
インターネット上の情報を読む読まないにかかわらず、この活動を真剣に信じるすべての人が、この雑誌を支援したいと思うことは、きっと誰もが認めることでしょう。
ご支援ありがとうございました。
時代の徴
ベンジャミン・クレームの師によって確認されていない「希望の徴」と「時代の徴」をここに掲載する。それらの「奇跡的な」特性を検証することはできないため、判断は読者に委ねたい。

オを撮影した。

心理学における統合のアイディアー統合心理学
ロベルト・アサジオリの現代心理学への貢献
マーチンホフシュミット
ロベルト・アサジオリは、1888年2月27日にイタリアのベニスで生まれた。1916年、医学を学ぶためにフィレンツェに移った。彼は心理学と哲学を学びながら、神経学と精神医学の専門家になった。さまざまな種類の心理療法を実践した後、「統合心理学(サイコシンセシス)」と呼ばれる新しく深遠な技術を開発した。….
1931年、アサジオリは「動的心理学と統合心理学」というタイトルの記事を書き、そこで新しい理論と技術の全体像を最初に概説した。この記事は1971 年に出版された『サイコシンセシス──統合的な人間観と実践のマニュアル』(誠信書房、1997年)というタイトルの本の核を形成したが、その基本概念は40年前に定式化されていた。
人間性質の新しい概念
『サイコシンセシス──統合的な人間観と実践のマニュアル』の中で、アサジオリは人格のさまざまな要素の統合と開発の必要性を伴う人間の新しい概念を提唱した。 フロイトと彼の弟子たちのほとんどは、人をすでに完全な実体であり、ほとんどの必要な機能を備えているが多かれ少なかれ神経症的であり、潜在意識の影響の下にあると見なしていたが、アサジオリは、具体的な個人的努力による性格形成と、個人の人格統合の必要性を強調した。さらに彼は、主流の精神分析概念では受け入れられていない「ハイヤーセルフ」またはトランスパーソナルセルフの存在を仮定した。
(註:「ハイヤーセルフ」はフロイトの「超自我」と混同されるべきではない)
二重生活
科学者および精神科医として働いている間、アサジオリは「不朽の知恵の教え」を学ぶ者でもあった。 彼はアーケインスクールの弟子グループのメンバーであり、チベット人のジュワル・クール覚者から(グループおよび個人への)指導を受けた。彼の人生のこの部分は、この事実が一般的に知られると彼の科学的評判に傷がつく可能性があるため、長い間明らかにされていなかった(指導の一部は公開されており、アリス・ベイリー著『新時代の弟子道』第1巻および第2巻の中に見いだすことができる)。
1931年、アサジオリは、イタリアのアスコナで開催された霊的会議でアリス・A・ベイリー(A.A.B.)と出会った。彼らはすでに数年前から連絡を取り合っていた。アリス・ベイリーは自伝の中でアサジオリについて次のように書いている。「彼は稀な人格の美を備えた人間だった。彼はその本質的な精神的資質を臨席する人々に知られることなしに部屋に入ることができなかった。……アサジオリ博士による講演は、アスコナ会議の傑出した特徴だった。彼はフランス語、イタリア語、英語で講義を行い、彼を通して注がれた霊的な力は、多くの人々を生活の中で新たな献身へと駆り立てた。最初の2年間は、有能で興味深い講演者が他にもいたものの、彼と私が講義の大半を担った。私たちがそこにいた最後の年、その場所はドイツの教授たちに圧倒され、場所全体の雰囲気と質が変わってしまった」
(註:アスコナ会議は 1931年、1932年、1933年の3回行われた)
すべての人のためのベーシックインカム ー霊的な法令ー 第二部
アンネ・マリエ・クヴェルネヴィック、アンジャ・アスケランド
第一部では、ベーシックインカムの五つの基準(定期的、現金での支払い、個人単位、普遍的、無条件)を紹介した。また、不朽の知恵の教えの基本的な考え方と、ジュワル・クール覚者が語られた「霊的(スピリチュアル)」の定義も紹介した。
第二部では、ベーシックインカム自体が霊的であることをはっきり示し、ジュワル・クール覚者の「霊的」の基準に合致するベーシックインカム計画の事例を紹介する。
所得改革は、私たちの生活のすべての領域──肉体的、情緒的、社会的、そして直観的な側面──に影響を与えると同時に、霊的に発達するための余地を提供することができるのだろうか。ジュワル・クール覚者から与えられた答えは次のとおりである。「肉体的、情緒的、直観的、社会的な発達に向けて人間を駆り立てるすべての活動が、もしそれがその人を現在の状態より前進させるならば、本質的に霊的な性質のものである」(アリス・ベイリーを通してジュワル・クール覚者、『新しい時代の教育』AABライブラリー、2004年)
まず、これら四つの分野における変化という観点から、ベーシックインカムが何をもたらすのかを説明し、実証研究に結びつけていく。ユニバーサル・ベーシックインカム(UBI)の試みはいくつかなされており、すべての分野で良い結果が得られている。
肉体的──全員がベーシックインカムを受け取るようになれば、人々は十分な衣食住を得られるか心配する必要がなくなる。生活に必要な基本的なものは保障されることになる。貧困層が栄養価の高い食品と必要な医薬品を購入する購買力を持つため、現在医薬品が必要とされる欠乏症やその他の病気はなくなるだろう。….
情緒的──収入を得ることは、すべての人の生活の質を向上させる。一方、貧困は恐怖をもたらし、ストレスを増大させ、無力感、恥ずかしい思い、劣等感を抱かせる。UBIがあれば、みんな安堵のため息をつくことができるだろう。ベーシックインカムの受給は権利であり誰にでも与えられるものであるため、課せられたいかなる不平等もなくなる。ストレスが軽減され、人々は癒しを得るために必要な平和と尊厳を感じるようになるだろう。….
社会的──UBIはまさに文字どおり「ユニバーサル(普遍的)」であるため、民族、性別、年齢に関係なく、すべての人々の間でより公正でバランスの取れた関係を築くことに役立つだろう。階級間や人口集団間の所得の不平等を軽減するのに役立つだろう。女性と男性の所得格差が縮小し、ベーシックインカムは女性がより大きな自由を得られるよう大いに貢献するだろう。….
直観的──人は自由を与えられると、その創造的潜在能力はより発揮されやすくなる。8 自由に自分の魂の衝動に従って自分や他人のために何かをするという体験が、ベーシックインカムによって実現可能となる。恐怖やストレスが軽減され、内省や瞑想の時間が増え、その結果、直観を高めたり魂とのつながりを深めたりすることができるのだ。志を同じくする人々のグループが協力し、集まり、共に創り出していくことができるようになるだろう。….
ベーシックインカムの実施は霊的な行為である
人が進歩していくためには、自由が不可欠である。UBIはその本質において、無条件・全面的であることによって自由に至る改革を意味する。
これまで見てきた肉体的、情緒的、社会的、直観的な生活のすべての側面において、ベーシックインカムが人々の生活を向上させ、すべての人がさらに発展するように促すことを示してきた。
したがって、ベーシックインカムの実施は政治的に連帯する行為であると同時に霊的にも非常に重要な意味を持つことになる。ユニバーサル・ベーシックインカムは、公平な分配という世界教師マイトレーヤの優先事項に完全に合致しており、彼が発する愛のメッセージと一致している。グローバルに考えれば、ユニバーサル・ベーシックインカム制度の導入を決めた日は、愛の宣言のようなものとなるだろう。特に苦労しているすべての人たちは、強くそう感じるだろう。 私たちは皆、その日を待ち望んでいる。
エンリケ・パリオス著 「アミ小さな宇宙人」三部作
ドミニク・アブデルヌールによる書評
チリの作家、エンリケ・バリオスは、1985年にある内的な体験をし、私たちの惑星と太陽系の現実について深い洞察を得た。彼はその並外れた体験と、旅を通して学んだことや自分に与えられた教えについて書くように頼まれた。その際、他の惑星から来た助言者たちとの冒険を、まるで子供のためのおとぎ話のように提示するよう忠告された──そうすることで、大人にとってはあまり脅威にならないだけでなく、伝えられた教訓がより意識に浸透しやすくなるかもしれなかったからである。
バリオスは数多くの本を書いているが、最も人気があるのは、友人のアミと一緒に時空を超えて旅をする子供を描いた三部作である。つまり、『アミ 小さな宇宙人』『もどってきたアミ──小さな宇宙人』『アミ 3度めの約束──愛はすべてをこえて』(徳間書店)である。読者は、バリオスが最近、『星のオミ』というタイトルのもとに『アミ 小さな宇宙人』を書き直し、改訂版を出したことを興味深く思うかもしれない。
エンリケ・バリオスによるこの「子供のためのおとぎ話」は、それが持つ力やユーモア、人類に伝えられる警告の緊急性、教えの深遠な知恵で読者を魅了する。こうした教えは、ペドゥリート、ビンカ、アミの間の多くの会話や、遠い世界を旅するうちに出会う他の惑星のさまざまな人物との対話の中で語られる。….
10歳の幼い子供であるペドゥリートは、小さな宇宙人のアミと出会ったいきさつや、一緒に重ねた多くの冒険、そうしたものを童話として提示するような本を書いてほしいとアミに頼まれる経緯を語っている。
出会い
休日、海辺で過ごしていたペドゥリートは、夕暮れ時、空から赤い光が正面の海中に落ちるのを見た。一人の子供が泳いできて、岸に着くと優しく微笑んだ。アミは次第にペドゥリートの信頼を得て、自分[アミ]が別の惑星から来たこと、宇宙は生命で満ちあふれていること、地球人は宇宙で最も進化した生物でも最も優れた生物でもないことを説明した。アミは多くの優れた特質を持っていた──常に善意を抱き、ユーモアがあった。ペドゥリートや家族のことを何でも知っていて、ペドゥリートが考えていることをすべて読み取ることができた。怪我をすることなく空中を飛ぶこともできた。アミはペドゥリートが幸せを感じ、地球の美しさに触れるのを助けた。….
愛という根本的な法則 宇宙の根本的な法則は「愛」であり、それを尊重しないことは、苦しみと破壊につながるだけだ、とアミは少しずつ説明した。アミにとって、全宇宙は一つのいのちの形態であり、惑星は生きている存在である。すべてがつながっていて、地球に起こることは全宇宙の住人に影響を与えるという。….
アミは会話の中で何度か、文明世界の三つの基本条件を提示した。
一つ、愛が、宇宙の基本法であることを知ること。
二つ、自分たちが兄弟姉妹からなる一つの惑星の民であることを知ること。
三つ、愛が、すべての世界機構の根本となっていること。
「愛こそが、世界を破滅から救う唯一の力であることを世界が知ったとき、初めて世界は生き残ることができるんだよ」
それから、この普遍的な法則の実例を見るために、ペドゥリートとその友達はいくつかの先進世界を訪れた。アミはそうした惑星の生活様式についてこう述べた。「文明世界は、平和、愛、同胞愛に満ちた場所だよ。機械が仕事をする一方で、人々は勉強し、困っている人を助け、あまり進歩していない世界の援助計画に参加する。……お金は存在せず、誰もが分配センターにやってきて、自分が必要とするものを手に入れるんだよ。……すべてのものは、使った瞬間に、みんなのものになる。……
「この世界に義務はなく、一人ひとりが重要で、尊重されるんだ。……」
「誰も、誰にも、命令なんかしないよ。……もし何か特別なことがあった場合、賢者たちがその分野の専門家と集まって決定したりする」….
このような異世界への訪問の説得力のあるメッセージは、地球は今、意識レベルが変化する重要な瞬間にあるということ、和合した人類家族を形成しなければならず、そうでないと自滅してしまうということ、テクノロジーのレベルは意識と愛によってバランスを取らなければならないということである。
「世界は今、より微細なエネルギーによって揺さぶられていて、人によってはパニックになるかもしれない。……過去において人は知性によって動物を上回ったけれども、今回は愛が進歩の力となるんだよ」
『星のオミ(Omi of the Stars)』は2019年に個人出版された。ISBN-10: 1652616497
ルシル・テイラー・ハンセン著「主はアメリカを歩めり」第二部
ベッティ・ストックバウワーによる書評
1918年、ルシル・テイラー・ハンセンは学生で、夏休みをミシガン州のチッペワ・インディアン族と共に過ごしていた。彼らの生活に対する彼女の関心は、学問以上のものだった。彼らの言語、舞踏、文化と宗教は、彼女の魂の琴線に触れ、調和した調べを与えた。酋長のダーク・サンダーは、部族の知識の多くを分かち合った。彼はある日、遠い昔に部族を訪れた聖なる人物について彼女に語った。この人物は、インディアンの帝国が統一され、巨大な都市が何マイルにもわたって広がっていた時代に現れた。彼の行くところすべてに
奇跡が起こり、彼は常に「父の御国」について語った。….
シェア・インターナショナル2023年4月号
印刷版全内容
- 覚者より ばくち的ジェスチャー
ベンジャミン・クレーム筆記 - 今月号の内容概説
- 視点 史上最大の自然保護の勝利! 海洋を保護するための世界的な条約が成立する
ジョン・クエリー - S.O.P. (Save Our Planet) - われわれの惑星を救え! リーダーシップが大切だ!
- 世界情勢 人々の意識を変えることで絶滅危惧種を救う、 他
- イエス覚者
アート・ユリアーンス - フランシスコ教皇によるアフリカへの歴史的な 「平和巡礼」
- 今、私たちが直面している世界的な課題
パトリシア・ピッチョン - エンリケ・バリオス著 『アミ 小さな宇宙人』 三部作
ドミニク・アブデルヌールによる書評 - 時代の徴 トルコのブルサ上空のUFO雲、 他
- ルシル・テイラー・ハンセン著 『主はアメリカを歩めり』第二部
ベッティ・ストックバウワーによる書評 - 心理学における統合のアイディアー統合心理学 ロベルト・アサジオリの現代心理学への貢献
マーチンホフシュミット - 民衆の声 サッカー選手、 BBC 放送、 英国政府、他
- 「明日では遅すぎる」 気候変動ストライキは 世界中で化石燃料産業への投資を標的に定める
ジェシカ・コーベット - すべての人のためのベーシックインカム -霊的な法令?- 第二部
アンネマリエ・クヴェルネヴィック、 アンジャ・アスケランド - 編集長への手紙 『お知らせ用』 ナンバープレート、 他
- 読者質問欄 回答 ベンジャミン・クレーム
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