このウェブサイトに掲載されている情報は、不朽の知恵の教えに基づいています。この教えは、西洋の科学的、世俗的な考え方とも、伝統的な宗教的イデオロギーともまったく異なる、複雑で体系的な世界観を提示しています。この教えは、数千年前から存在し、世界の主要な宗教の古代の聖典に影響を与えてきました。ヘレナ・ブラヴァツキーが紹介した神智学や、アリス・A・ベイリーを通して書かれたジュワル・クール覚者の教えなど、現代の秘教哲学の基礎を形成しています。ベンジャミン・クレームは、世界教師マイトレーヤの出現のために、この教えを最新のものにしました。「不朽の知恵の教えは…宗教ではありません。厳密には哲学ではなく、芸術でも科学でもないが、これらすべての要素を持っている。」(ベンジャミン・クレーム著『不朽の知恵の教え』)
不朽の知恵はいくつかの基本的な前提に基づいています。
非物質的な人生観
人生には現象的、物質的な世界以上のものがあります。これを簡単に表現すると 「すべてはエネルギーである」といえます。
すべての生命は互いにつながっている
人間は、すべての生命、ひとつの神性、全体の本質的な一部です。地球は生命体であり、他の人間を大切にするのと同じように、地球を大切にしなければなりません。
人生のあらゆる側面が霊性(スピリチュアル)である
社会、経済、政治、環境への配慮など、人生のあらゆる側面は霊的(スピリチュアル)なものです。宗教が、神や神性、つまりあらゆるところに存在する神聖なエネルギーを独占しているわけではありません。より良い世界を実現しようとするすべての人々は、神の意図を表現しています。同様に、個人の側で何らかの形で前進しようとするあらゆる努力は、本質的に霊的な願望を示すものです。アリス・ベイリーがこのことをうまく表現しています。「 スピリチュアルという言葉は、いわゆる宗教的な事柄を指すのではありません。肉体的、情緒的、知的、直観的、社会的なものなど、人間を何らかの発展に向けて前進させるすべての活動は、それが現在の状態よりも進んでいるのであれば、本質的に霊的なものであり、内なる神聖な実体の生気を示しているのです」(アリス・A・ベイリー『新しい時代の教育』)
輪廻転生の事実
生まれ変わりは本質的な事実です。私たちは皆、転生した魂であり、神性の輝きなのです。私たち自身の一部である魂は死ぬことなく、繰り返し新しい肉体に生まれ変わります。神性は物質に関与し、数え切れないほどの転生を経て、より発達した、あるいは進化した意識状態へと進みます。意識は死後も続き、肉体に依存しません。私たちは、人間としての表現の非常に基本的なレベルから始まります。そして数え切れないほどの生涯の経験を通して多くの教訓を学びます。それぞれの生涯で身につけた資質は、次の生涯へと引き継がれます。私たちは皆、転生した魂としては平等ですが、進化の旅路においてさらに進歩した者もいます。
テレパシーの事実
テレパシーは自然界に存在する事実です。テレパシーは人類がひとつであることの自然な結果なのです。多くの人々が日常生活の中でテレパシーの閃光やヒントを経験しています。不朽の知恵の教えでは、テレパシーは人間の自然な能力として当然のこととされています。ベンジャミン・クレームは、覚者である師と継続的にテレパシーでつながっていたためマイトレーヤの出現を世界に知らせることができました。
「誰にでもテレパシーは備わっている。やがてテレパシーが当たり前になるだろう」
(ベンジャミン・クレーム『大いなる接近』)
宝瓶宮の時代
宝瓶宮の時代、いわゆる「新時代」が到来しました。約2,000年の新時代のたびに、私たちの生活に影響を与える新しいタイプのエネルギーがもたらされます。私たちは今、前の双魚宮の時代に続く新しい時代、宝瓶宮の時代の始まりにいます。天文学的な出来事ですが、各時代は新しいエネルギーの到来を告げ、そのエネルギーは私たちの社会のすべてに影響を与え、その時代の制度に反映されます。双魚宮の時代は、イエスがナザレで生まれたときに始まり、人間の個性の特徴と認識を発展させ促しました。このように、過去2000年のすべての制度は、意識の進化に必要な段階としての個人の重要性を反映してきました。人間の進歩の次の段階として、宝瓶宮のエネルギーはグループの統合を促進し、現実に根差した理想主義とともに、グループに対する人類の意識的な認識を通して表現します。これは、大規模な抗議活動や行動を通じて、現代における懸念を表明するために活動している、世界中のグループの現在の動向に見ることができます。世界が現在目撃している多くの緊張と紛争は、ある時代から別の時代への移行が必然的にもたらす文明の衝突を象徴しているのです。

